先生向け!運動遊びおすすめの「2冊+α」

あそべえ博士
わしはこれまで数百冊の運動遊びの本を読んできたが、そのなかでも先生や指導者に特におススメする本を6冊紹介するぞ!必読書2冊と、さらに腕を上げるために有効な4冊じゃ!
げんき先生
よろしくお願いします!

厳選の2冊『子どもの運動遊びバイブル』、『The運動遊び』

あそべえ博士
これから子どもたちに運動遊びを教える先生は、まずこの2冊を読むのがおススメじゃよ!

にこりん先生
なぜこの2冊をおススメされるんですか?
あそべえ博士
  1. それは次の3つの理由じゃ!
  1. 子どもが実際に運動している様子が分かるDVDや映像がついている
  2. 運動遊びの「ネタ」だけではなく「心構え」や「理論」も分かりやすく解説されている
  3. 「子どもの力をつけるためのトレーニング」みたいな方法ではなく、「遊びながら自然と運動の力がつくこと」を大切にしている
にこりん先生
運動遊びの本を読んだり調べたりして、その内容の通りにやってみたことがあるんですが、最初は全然うまくいかないことばかりでした…
あそべえ博士
うむ、そうじゃな。運動遊びは「何をやるか」よりも「どのようにやるか」の方が重要じゃ!この2冊は映像を見ることができるので、次のようなことがイメージしやすいんじゃ!
・先生はどのように子どもたちに指示しているのか?(どんな声のトーンで、どんな言葉で、どのくらいの量の指示?)
・それに対してどのくらいの年齢の子がどんな反応をするのか?
・どのような場所でやっているのか?その場所の広さで子どもたちはどのような動きになるのか?
・用具の配置や数はどうしているのか?
にこりん先生
確かに、最初のうちは子どもが夢中になる指導ができる先生を真似するのが1番良い方法かもしれないですね!
あそべえ博士
うむ。さらにこの2冊は、単なる遊びのアイディアだけではなく、「心構え」についても書かれているのが特徴じゃ!例えば、『子どもの運動遊びバイブル』は、「運動遊びは何のために、何を、どのようにするのか?」について研究や社会調査の結果も交えながら解説しておるから、一度は読んでおくとよいぞ!『The運動あそび』には、現場での指導経験が長い著者だからこそ言及することができる「子どもの特性」や「先生の心構え」が書かれておる。わしも若いころに読んだが、今でも運動遊びを考えたり指導したりする時の参考にしておるぞ!
にこりん先生
他におススメの点はありますか?
あそべえ博士
『子どもの運動遊びバイブル』は、フープ、レジ袋、鬼遊び・・・など色んな遊びに加えて、水遊び親子遊びについても実践例を知ることができる。親子遊びは保護者参観なんかで楽しめそうじゃよ!それに、この手の本で、幼児の運動能力測定の方法やその使い方が載っているのは珍しい。この本は、大学の先生だけじゃなくて、現場の先生も一緒になってまとめられたようじゃから、他にはない内容になっておるんじゃ。指導案の書き方についても触れられておるぞ。そうそう、本の紹介の映像がYouTubeにあるようじゃ。
にこりん先生
子どもが夢中になるようなイメージを上手く取り入れているんですね!楽しそう!
あそべえ博士
『The運動あそび』は、0・1・2歳向けの遊びも紹介されておるのが参考になるぞ。それに、他には中々ないような、歌やリズムを取り入れた運動遊びがとても面白いんじゃ!この本を出版している「メイト」は保育雑誌『月刊ひろば』でも運動遊びを連載しているな。YouTubeで紹介されているぞ。こんなような楽しい遊びが、本にたくさん紹介されているんじゃ!
にこりん先生
あそべえ博士がおススメするこの2冊!私も読んでみますね!

さらに腕を上げるための「+αの4冊」

あそべえ博士
ここからは、さらに運動遊びの指導力を上げていきたい先生のために、プラスαの4冊を紹介するぞ!

① 子どもを動かす法則

あそべえ博士
わしは若いころにこの本を読んで、子どもへの指示の内容が変わったんじゃ。子どもを目の前にした時、どんな内容を、どのように話せばよいのか?プロとアマの違いは何なのか?ちと古い本じゃが、長年、増版されて今でも読まれておる。是非とも読んで欲しい1冊じゃ。この著者は他にもたくさんの本を出しておる。どれも参考になるぞ!

② 叱らず、問いかける―子どもをぐんぐん伸ばす対話力

あそべえ博士
この著者の池上正さんは、1年間で延べ100校、2万人以上の子どもを指導してきた経歴をもっておる。この本も、子どもへの声掛けが変わるきっかけとなる本じゃ。「指示通りに子どもを動かすこと」ができずにイライラしたり、時には怒ったりイヤミのようなことを言ったり・・・そんな時にこの本に出合って、「子どもに問いかけて、待つ」ことの重要性を知ってからは、子どもの行動や発想を受け止めることができるようになったし、どんな反応をするのか楽しみに思えるようになったんじゃ。この著者もたくさんの本を出しておる。どれも一読の価値ありじゃよ!

③ 子どもがこっちを向く「ことばがけ」

あそべえ博士
「パラバルーンで遊びました。みんなでいろんな動きをしているのに、やたら上下にバサバサと動かすだけの子どもが・・・そんなときどうしますか?」このような実際の場面に対して、「NGワード」と「子どもが笑顔になる言葉」を具体的に紹介し、その理由を分かりやすく解説している本じゃ。子どもがこっちを向かないという先生は、一度この本を読んでみると良い。先生の子どもに対する想いは重要じゃが、それだけでは子どもは動かないものじゃ。その想いを伝えるための「言葉」を洗練させていくことが重要じゃな!この本で紹介されている3つのポイント「まるごと受け入れる」「満足感を与える」「するべきことを具体的に言う」というのは、子どもに関わる全ての人にとって大切なことじゃ!

④ 遊びっくり箱―現場発!0~5歳児

あそべえ博士
運動遊びのアイディアを紹介する本はたくさんあるが、この本は「季節ごと」に運動遊びがまとめられておるのが特徴じゃ。例えば、4月はまだ園生活になれていない時期。この時期には先生との関係性を築く遊びや仲間同士で交流する遊びなどが紹介されておる。0・1・2歳といった低年齢の遊びも豊富じゃ。さらに、現場で実際に遊んでみた保育者の声が遊びごとに紹介されておるのも分かりやすいポイントじゃ!手元に1冊は置いておきたい本じゃの!
にこりん先生
たくさんの本を紹介してくださって、ありがとうございました!

 
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