幼児期の子どもたちは「イメージ」を使った遊びが大好き!
今回は、「ねこ」と「ネズミ」になりきって、イメージを膨らませながら楽しめる一方向の鬼あそびを紹介します。
主に年少さんからできますが、2歳児さんでも楽しめますよ!
準備するもの
無し
展開方法とポイント
子どもをマットや線の上に集めます。
先生は子どもたちから3mほど離れたところに、向かい合って立ちます。
ここは、みんなの「おうち」でーす!そして、今からみんなは、「ねずみ」にへ~んしん!!
チューチュー、チューチュー!
ぼくは犬なんだけど…チューチュー
そして、先生は「ねこ」!先生ねこ、お腹すいたなぁ~。ねずみのみんな、先生ねこに「ねこさんねこさん何が好き?」って聞いてくれる?せーの!
ねこさんねこさん、何が好き?
みんな上手に言えるね!今度は、「ねこさんねこさん何が好き?」って言いながら、こうやって先生の方に歩いてきてね!
この時、先生が「ねこさんねこさん何が好き」と言いながら、リズムに合わせて後ろに下がる見本を見せてあげると子どもたちはイメージがつかみやすいです。
【ポイント①】
子どもたちが前に出る動きに合わせて、先生も子どもたちとの距離を保ちながら後ろに下がりましょう。子どもたちの歩幅が小さかったら、「今度は、もっと元気なねずみさんになって歩いて来てね!せーの!」なんて声をかけて、先生が下がる時の動きも大きくすると、子どもたちの動きも大きくなりますよ!
子どもたちが前に出る動きに合わせて、先生も子どもたちとの距離を保ちながら後ろに下がりましょう。子どもたちの歩幅が小さかったら、「今度は、もっと元気なねずみさんになって歩いて来てね!せーの!」なんて声をかけて、先生が下がる時の動きも大きくすると、子どもたちの動きも大きくなりますよ!
せーの!
ねこさんねこさん、何が好き?(前に歩きながら)
ねずみ!! ねずみのみんな、捕まらないようにおうちに逃げろ~!
先生(ねこ)は、子どもたち(ねずみ)をおいかけます。
わ~!にげろ~!
【ポイント②】
この時は、先生ねこは一生懸命追いかけている様子を出しながらも、子ども(ねずみ)を捕まえないようにしましょう。最初から捕まえてしまうと、「逃げ切れた!」という成功体験を得ることができないし、ゲームの全体像も分からなくなってしまうよ。
この時は、先生ねこは一生懸命追いかけている様子を出しながらも、子ども(ねずみ)を捕まえないようにしましょう。最初から捕まえてしまうと、「逃げ切れた!」という成功体験を得ることができないし、ゲームの全体像も分からなくなってしまうよ。
逃げ足の早いねずみたちだね~!じゃあ、もう1回いくよ、せーの!
ねこさんねこさん、何が好き?
ケーキ!! ケーキなのでねずみはセーフ、その時は「あ~よかった」って言うんだよ!
あ~よかった!
「あ~よかった」と言った後はその場所から続けて行うことで、どんどん線から離れていきます。
先生のさじ加減で運動量を変えることができますよ。
【ポイント③】
「あ~よかった」の動きは、大きくてかわいいポーズを考えてみてくださいね!
「あ~よかった」の動きは、大きくてかわいいポーズを考えてみてくださいね!
このように何度かやって理解できれば、「ねずみ」といった時に逃げる子ども(ねずみ)を捕まえて鬼をやってもらいましょう。
そしてその鬼に何が好きかを言ってもらってもいいです。
【ポイント④】
鬼になった子どもはすぐに「ねずみ!」と言いたがります(笑)その場合は、先生ねこが「言う役」をやってあげて、子どもねこに「追いかける役」をやってもらってもいいですね!
鬼になった子どもはすぐに「ねずみ!」と言いたがります(笑)その場合は、先生ねこが「言う役」をやってあげて、子どもねこに「追いかける役」をやってもらってもいいですね!
年長なら、色々考えて言えたり、数人(数匹?)のねこで考えて一緒に言えたりもしますよ。
年齢に合わせて楽しんでくださいね!
あそべえ博士のワンポイントアドバイス!
- 年少で初めてする時に、ねこの迫力を出しすぎると怖くて泣いてしまう子どもがいるぞ。博士は名演技すぎて子どもを泣かせてしまって、次の授業からこの遊びに入ってこれなくなった子どもを、毎年3人はつくってしまっていたから、始めは優しくて声の高い猫でするんじゃぞ。
- 真っ先に逃げたい子どもは、前に歩くのが遅く、後ろの方で隠れている事があるんじゃ。そういう子どもがいる時は、先生が後ろに下がる時の歩幅を狭くしたり、途中で止まったりして、子ども(ねずみ)との距離が近くなるようにするんじゃ。そして、「ねこの近くから逃げられた」という成功体験をたくさんさせてあげるんじゃ。そうすると、次第にねこの近くに歩いてくるようになるかもしれんの。それに、そういう子どもは捕まえる必要はないぞ。あくまで成功体験をたくさんさせるんじゃ。
- ねこ役を捕まった子どもがしている時には、先生が一緒に歩いて逃げてあげることで、楽しさを感じられるようにサポートしてあげるのも良い方法じゃ。
みんな元気にあそべ~!