鬼ごっことボール遊びの楽しさを合わせた!「おたすけバクダンおに」

子どもが大好きな鬼ごっことボール遊び。

その2つの遊びの楽しさをかけ合わせて、誰でもすぐに楽しめる鬼ごっこが「おたすけバクダンおに!」

げんき先生
ボールを投げる・よける動きと鬼ごっこが一度にできるよ。助け合う動きもあるので熱中すること間違いなし!!

準備するもの

  1. ボール(当たっても痛くないもの)・・・数個

※ボールはやわらかいものや、空気を少し抜いたものなどを使うとよいでしょう。
※ボールの数は、鬼1人に1個ずつはあると良いです。

展開方法とポイント

① 導入

先生がボールを持って子どもたちの前に行きます。

げんき先生
先生が持っているコレはバクダンだよ!バクダンに当たったらどうなる?
あそぼうや
ばくはつする!
げんき先生
バクダンに当たっちゃったら、あそこの鬼ヶ島(待機場所)に行って待っててね。それじゃあ、みんな立って!よ~い、スタート!!
げんき先生
【ポイント①】
これだけの指示ですぐに始めることができます!「指示は短く、経験は多く!」最低限の指示だけして、後はやりながらルールや条件を加えてきましょう!

先生は逃げる子どもにボールを当てます。当たった子どもは待機場所に行きます。

ボールはワンバウンドでもアウト。年齢によってノーバウンドだけアウト、キャッチしたらセーフなどのルールを加えていってもいいですね。

げんき先生
【ポイント②】
追いかけながら数人を当てたら1分ほどで終了しましょう!当たった子の待ち時間が長くならないようにするためだよ。この最初の鬼ごっこで、まず「ボールに当たったら鬼ヶ島(待機場所)に行く」というルールを理解するよ。
あそべえ博士
ボールを「バクダン」、待機場所を「鬼ヶ島」とイメージをうまく取り入れておるな!子どもが夢中になるポイントをよく理解しておる。腕を上げたな、げんき先生!

② 復活できるルールを加えたゲーム

鬼ヶ島(待機場所)に数人たまってきたら、いったんゲームを終えます。
げんき先生
今度は、鬼ヶ島にいる人が復活できる方法があるよ!それは・・・「たすけて~」と言って、他の人にタッチをしてもらえるともう一度逃げられるよ。
鬼ヶ島にいる子どもに「たすけて~!」と言ってもらいます。
タロウ
たすけて~!だワン!
うーちゃん
たすけてぴょん!
げんき先生
ほら、タッチして助けてあげて!
子どもたちが鬼ヶ島にいる子どもを助けに行きます。そして、すかさず、
げんき先生
よ~い、スタート!!
と声をかけると復活のルールを加えた第2回戦が始まります。
げんき先生
【ポイント③】
先生が口だけで一度に復活のルールを説明するより、こんな風に1つずつ動きながら説明していくと子どもはすぐに理解できるよ!説明が短く終わり活動が途切れないので、テンポよく展開していくことができるね。
先生は、「助ける、逃げる」動きを全員から引き出せるように支援しましょう。
色んな子どもに当てたり、「たすけて~」と大きな声で言えている子を認めたり、うまく助けた子どもがいることを広めたり・・・
先生の立ち回りや声かけで、子どもたちの動きが変わってきます。
あそべえ博士
タッチの代わりに両手を口に近づける動きの「きびだんご作戦」で復活!なんてのも面白いぞ。せっかく鬼ヶ島のイメージを取り入れたのだったら、そのイメージを利用した設定や声かけをうまく取り入れてみるんじゃ。「きびだんご作戦」は誰もが最高の笑顔になる鬼退治方法じゃ(笑)

③ 子どもが鬼をするゲーム

げんき先生
先生1人じゃ勝てないよ~。次は誰かに鬼になってもらおうかな
鬼を子どもにさせます。
げんき先生
鬼やりたい人~?
タロウ
はーい!
うーちゃん
はい、はーい!
あそぼうや
ぼくが鬼やる~!!
さて、よくあるこんな場面。こんな時どうしますか?
「こんなにもたくさん鬼はできません。じゃあ、やりたい人集まって。じゃんけんに勝った人が鬼をしましょう。せーの、じゃんけんホイ・・・」
・・・なんてやっていると、貴重な運動の時間がどんどん減っていき、子どもたちの集中力もなくなっていきます。
げんき先生
【ポイント④】
「鬼は先生が決めます」これでOK!数人指名してすぐに始めましょう。「先生が頭をタッチした子が鬼だよ」なんてしてもいいかもしれないね!
10人に鬼は1人か2人くらいが目安です。
帽子やビブスなどの目印があるとより分かりやすいでしょう。(ボールを持っている人が鬼と分かるので、なくてもできます)
短い時間でゲームを区切って、鬼を交代させながらどんどんやっていきましょう。
にこりん先生
鬼を交代する時は、鬼をやっていた子に次の鬼を選んでもらってもいいわね。
あそべえ博士
「全滅させたら鬼の勝ち!」と考えがちじゃが、ゲーム終了の時に1人でも待機場所にいたら鬼の勝ちにしても良いんじゃ。もちろん、逃げている子どもが残っていることに着目して逃げてた子どもチームの勝ちとすることもできるそ。

ここまで、約10分
ルールを分けて展開していくことで、すぐに子どもたちだけで楽しめるように進めていくことができます。

屋外でももちろん楽しめますが、逃げる範囲が広くボールが遠くまで転がっていってしまうと、鬼が当てることが出来ずに追う意欲が薄れます。
線などを引いて範囲を決めておくか、あえてホールなど室内でやった方がボールが遠くまで転がっていかないので子どもたちの集中力が続きます。

色んなバリエーションを考えてみてくださいね!

 


あそべえ博士

あそべえ博士のワンポイントアドバイス!

  • 運動に積極的になれない子どもには、「先生がわざと当たる、手をつないで一緒に逃げたり助けたりする」などの支援を通して、「当てれた!」、「逃げれた!」、「助れけた!」の成功体験をさせてあげられると良いな。
  • 慣れてきたら、待機場所を2か所にしてみるんじゃ。子どもの視野が広がって動きも変わるぞ。
  • ボールの大きさを変えたり、ドッヂビーを使ったり。種類を変えることで動きも面白さも変わるんじゃ!
あそべえ博士
みんな元気にあそべ~!
 
いいね!
↑8いいね!されています。良い記事でしたら「いいね!」クリックお願いします。
読み込み中...