年少さんでのボール遊び。
普通にボールを渡すと勝手に遊びだす子がいて収拾がつかなくなるし、注意しすぎるとやりたい気持ちが消えてしまうし、どうしよう...?!
そんな悩みを解消するはじめてのボール遊びの導入方法やゲームを紹介するね!
準備するもの
- ボール(ドッジボール/サッカーボール/フワフワボールなど)・・・子ども1人1個以上
- コーン・・・怪獣当てゲームで使う分(1つのコーンに子ども3~5人くらい)
展開方法とポイント
① ボールの配り方
ボール遊びを始める時に、子どもにボールを渡す方法を紹介します。
先生は魔法使いのニコリー!今からあそこにあるボールに魔法をかけます。チチンプ~イ、タマゴにな~れ!!
・・・(タマゴになっちゃった)
タマゴになったボール、みんな落とさずに持って先生の所まで来れるかな?落とすと、わ・れ・ちゃ・う・よ~!
落とさずに持ってこれたよ!
上手に持ってこれたね!そのまま落とさずに持っててね!
【ポイント①】
こんな風にボールをタマゴに例えて取りに行かせると、子どもたちは遊んだりしないでボールを取って先生の所に集まってくれるよ!大げさなくらいに魔法使いを演じれば、子どもたちはより惹き込まれて、ボール(タマゴ)を大切に持ってくるよ。子どもたちがボールをコロコロ転がして遊んだり、エイッと投げ合って遊んだりしなくなるから、先生が余分な注意の言葉を言うこともなくなるね。
こんな風にボールをタマゴに例えて取りに行かせると、子どもたちは遊んだりしないでボールを取って先生の所に集まってくれるよ!大げさなくらいに魔法使いを演じれば、子どもたちはより惹き込まれて、ボール(タマゴ)を大切に持ってくるよ。子どもたちがボールをコロコロ転がして遊んだり、エイッと投げ合って遊んだりしなくなるから、先生が余分な注意の言葉を言うこともなくなるね。
これでもボールを落としたり遊んだりする子がいたら、その子をよく観察することじゃ。先生やみんなに注目して欲しくてワザと何回も落としているなら、先生が一緒に持ってあげてもいいし、もし全体があまり注目していないようだったら、あえて声をかけたりせずに見守っておいてもよいな。そんな子は次の遊びで先生と一緒に見本をしてもらったりして、みんなに注目されたいという気持ちを満たせる場面をつくるとよいかもしれん。その時の状況によって、1人に構いすぎていても全体の集中がなくなっていったりするので、状況に応じた対応が必要じゃな。
② 導入のボール遊び
みんながボール(タマゴ)を持ってきたら、さっそく簡単な遊びをしてみましょう。
タマゴを持って走ってみよう!落とさないでね~、よ~い、スタート!
わ~い!
次は、落とさずにジャンプできるかな?
他にも、「頭の上にタマゴをくっつけて」、「股にタマゴを挟んで」などタマゴを持ったまま色んな動きをしてみましょう。
【ポイント②】
1つの動きを長くするんじゃなくて、30秒くらいでどんどん変えていくのがポイントです!1つの動きを長くやっていると子どもの興味がだんだんとなくなっていくので、子どもの様子を見て次々と動きを変えていきましょう。休憩する時は「タマゴを温めよう!」と言えば、子どもたちはじーっと座ってくれますよ!
1つの動きを長くするんじゃなくて、30秒くらいでどんどん変えていくのがポイントです!1つの動きを長くやっていると子どもの興味がだんだんとなくなっていくので、子どもの様子を見て次々と動きを変えていきましょう。休憩する時は「タマゴを温めよう!」と言えば、子どもたちはじーっと座ってくれますよ!
さあ、次は魔法使いのニコリーがタマゴをボールに変えるよ!!チチンプ~イ、ボールに戻れ~!
やったー、ボールであそぶぞ~!
始めは「もぐらたたきゲーム」をするよ!地面に思いきりボールをぶつけてみようね!大きな音をさせるとモグラさんが出てくるかな~?
【ポイント③】
まずは全身を使って思いっきりバウンドさせてみましょう。投げ方は気にする必要はありません!先生が見本で思いきり大きな動き(ジャンプして叩きつけるような動き)をすると、子どもたちも真似して動きが大きくなりますよ!
まずは全身を使って思いっきりバウンドさせてみましょう。投げ方は気にする必要はありません!先生が見本で思いきり大きな動き(ジャンプして叩きつけるような動き)をすると、子どもたちも真似して動きが大きくなりますよ!
次は「打ち上げ花火」だよ!お空まで高~い花火を上げるよ!たくさん上げられるのは誰かな~?
【ポイント④】
この遊びも全身を使って投げる姿を引き出してあげてください。動きが停滞してきた時は、回転しながら投げる「ねずみ花火」や、10回連続で投げ上げる「10連発花火」なんかをしてもいいですね!
この遊びも全身を使って投げる姿を引き出してあげてください。動きが停滞してきた時は、回転しながら投げる「ねずみ花火」や、10回連続で投げ上げる「10連発花火」なんかをしてもいいですね!
イメージを使うことで、子どもたちがその動きを自然と何回もしたくなるように展開できる。先生の遊び心も大切じゃな!
三角コーンを間隔を空けてバラバラに置いておきます。
次は、「サッカー選手」になるよ!いろんな場所にコーンを置いておくから、足でボールを運んでシュート!いっぱい当てられるかな?
うまくできないから、ボール持っちゃお!
【ポイント⑤】
サッカーだから手を使ってはいけないというルールにこだわる必要はありません。うまくボールをコントロールできないのは当たり前。コーンの所まで手で持っていくのは当てたい意欲の表れですね!そんな時は、「〇〇くん、うまいね~!今度はこんな所からでも足で進んでいける?出来たらテレビに出られるんじゃないかな!?」なんて声を描けながら、コーンから少し離れた所にボールを置いてあげれば、それでやる気は続きますよ!
サッカーだから手を使ってはいけないというルールにこだわる必要はありません。うまくボールをコントロールできないのは当たり前。コーンの所まで手で持っていくのは当てたい意欲の表れですね!そんな時は、「〇〇くん、うまいね~!今度はこんな所からでも足で進んでいける?出来たらテレビに出られるんじゃないかな!?」なんて声を描けながら、コーンから少し離れた所にボールを置いてあげれば、それでやる気は続きますよ!
他にも色んなスポーツ選手のイメージでボール当て遊びができそうじゃな。考えてみてくれ!コーンがなくても、何か手ごろな道具や箱などに当てても良いぞ!
③ 怪獣当てゲーム
あ~!あんなところに三角怪獣が出てきたよ!ボールばくだんを当ててやっつけてみよう!
いっぱい倒すぞ~!
先生!あそぼうやくんがボール投げずにコーン倒してるぴょん!ダメだよね~
【ポイント⑥】
先生としてはボールを投げる動きをさせたいのに、子どもは倒したい気持ちが強くてボールを投げずに持ったままコーンを倒し始める子が出てきます。そんな時は「ダメだよ!」、「違うよ!」なんて言わないであげてね。しばらく活動させてから全体を注目させて、「爆弾を投げて倒すよ!」、「投げるとビームみたいにやっつけられるよ!」と見本をしてみると投げる動きがより出てくるようになりますよ!
先生としてはボールを投げる動きをさせたいのに、子どもは倒したい気持ちが強くてボールを投げずに持ったままコーンを倒し始める子が出てきます。そんな時は「ダメだよ!」、「違うよ!」なんて言わないであげてね。しばらく活動させてから全体を注目させて、「爆弾を投げて倒すよ!」、「投げるとビームみたいにやっつけられるよ!」と見本をしてみると投げる動きがより出てくるようになりますよ!
慣れてきたら、投げる距離を長くするために、コーンの周りに円を描いて、その外から投げるルールに変えてみると良いぞ!円を描くのは石灰じゃなくても、じょうろを使って水で書くのもお手軽じゃな。それに、ボールが人数分より多くあれば散らしておくと、どんどん投げる動きが出てくるぞ!
コーンが全部倒れてきたら、先生が「三角怪獣、復活してるよ~!」などといって、起こしてあげてもいいですね。
先生、全部の怪獣を倒したよ!やった~!
ということは、みんなの勝ちだね!
やったー!楽しかった~!
今日のボール遊びはおしまい。チチンプ~イ、タマゴにな~れ!
みんなタマゴになったボールを丁寧に持って片付けることができました。
みんな静かに集まれたね!そしたら、今日のお昼ご飯は、そのタマゴでオムレツを作って食べようね!
おなかすいたワン!
あそべえ博士のワンポイントアドバイス!
- ボールはみんなが大好きな遊びじゃ。最初から動きや投げ方を決めたりすると面白さが半減するぞ。子どもの動きから全体に広めたい投げ方を見つけられるとよいな。
- 特に普段運動に対してあまり積極的でない子の動きを「それいいね!」と認めたり全体に広めたりすると、その子の自信になって、運動に積極的になるきっかけとなるかもしれん。
- 年少だったら怪獣に「当てる」だけでもOKじゃ。年中くらいなら「倒す」にすると、より強く投げる動きが出てくるぞ。「怪獣の頭をねらってみよう」と声をかけると、両手で上から投げる動きも出てきたりして、より全身を使えるようになる。
- 最後は先生怪獣が登場して、みんなで倒しておしまいかのぉ~(笑)
みんな元気にあそべ~!