多様な動きを取り入れられるサーキット運動。
でも、それぞれの動きの説明をしていると、子どもは待ちきれなくなってしまいますよね。
低年齢の子どもでも、体を動かしながら自然とサーキット運動に入っていける展開方法を紹介します!
目次
準備するもの
運動コーナーで使う用具
展開方法とポイント
①みんなで歩いたり走ったりして回る方向を理解する
まずは、みんなで先生の後ろについてきてね~!
は~い!
まずは、歩くよ!・・・次は、車になってしゅっぱ~つ!・・・次は、飛行機に変身してビューン!みんなついて来てね~!
歩いたり、走ったり、ジャンプしたり。
動物や乗り物のイメージを取り入れた模倣運動をすることもおススメです!
【ポイント①】
始めからサーキットの運動の説明をしていくのではなく、まずは楽しく動きながら回る方向だけを理解できるようにしましょう!同じ方向にグルグル回りながら動くことで、この後のサーキット運動のコースの回り方を自然と覚えることができます。
始めからサーキットの運動の説明をしていくのではなく、まずは楽しく動きながら回る方向だけを理解できるようにしましょう!同じ方向にグルグル回りながら動くことで、この後のサーキット運動のコースの回り方を自然と覚えることができます。
②数か所ほど運動場所を設置する
次は、この「山」と「トンネル」と「一本橋(平均台)」を置くからね~!
トンネルは、マットとフープでつくることもできますよ。
わ~、たのしそう!!
ぼくは、めちゃくちゃ速くいけるんだワン!
先ほどグルグル回って走っていたコース上に、2、3か所ほど運動コーナーを入れます。
運動コーナーは、一か所にかためるのではなく、コース上に等間隔に設置しましょう。
そうすることで次に進む場所が分かりやすくなり、自然に子どもが回るようになります。
【ポイント②】
一度に全部の運動コーナーを設置するのではなく、まずは数か所だけ設置しましょう。何回かに分けて運動コーナーを増やしていくことで、その度に子どもたちは新鮮な気持ちでサーキット運動に取り組むことができます。また、説明や見本も短くすることができますね!
一度に全部の運動コーナーを設置するのではなく、まずは数か所だけ設置しましょう。何回かに分けて運動コーナーを増やしていくことで、その度に子どもたちは新鮮な気持ちでサーキット運動に取り組むことができます。また、説明や見本も短くすることができますね!
もし、運動コーナーの順番を待っている子どもの列に並ばずに抜かしてしまう「順番抜かし」をする子が気になるようじゃったら、例えば、各運動コーナーの前に長い縄を置いてその上を歩かせたり、フープを並べてジャンプさせたりといった場を設定して、必然的に1列に並ばないといけない場の設定をつくると良いじゃろう。「抜かしたらダメだよ」という余分な注意をすることがなくなるぞ。
③運動コーナーを増やす
先生、ぼく疲れてきた…
【ポイント③】
子どもの「疲れた」の発言は、面白くないという気持ちの表れであることが多いです。ある程度繰り返していると子どもは飽きてくるので、子どもの動きや表情の変化を感じ取って、違う運動や条件を増やしていきましょう!
子どもの「疲れた」の発言は、面白くないという気持ちの表れであることが多いです。ある程度繰り返していると子どもは飽きてくるので、子どもの動きや表情の変化を感じ取って、違う運動や条件を増やしていきましょう!
そしたら、次は「すべり台」、「鉄棒ブラブラ」、「ボール投げ」もするよ!
えっ!それも面白そうだワン!
やっぱり、やってみよ~っと!
何をするかは先生のアイデア次第。年齢に合った色んな運動コーナーをつくってみましょう!
もし、先生が一人の時は、補助がなくても出来る運動コーナーを入れてあげるといいですね。
あそべえ博士のワンポイントアドバイス!
- 先生がどこかの運動コーナーに入って補助をする時は、全員が見える位置で補助をするように、体の向きに気をつけるとよいな。
- 遠くの子どもにも常に良い言葉かけをすると、みんなのやる気につながるんじゃ。
- その言葉がけでは「タロウくんは○○ができていたよ」、「もう10回もまわれたよ」、「走るのが速いね」などと、先生が出来るようになって欲しい動きや姿を認めるような声掛けをすると良いな!他の子どもたちの姿にも変化が出てくるんじゃ。
みんな元気にあそべ~!