仲間が負けたら助けに行こう!「おたすけジャンケンリレー」

子どもたちはジャンケンが大好き!

そんなジャンケンを取り入れて、仲間と協力しながら体をおもいきり動かすことができる運動遊びを紹介します。

狭い場所でも楽しむことができますよ!

にこりん先生
「おたすけジャンケンリレー」は、逆転現象が起こりやすく、最後まで勝敗が分かりません!子どもたちが自然と集中しますよ!

準備するもの

  1. コーン(ジャンケンに負けた後に走って回る時の目印になるもの)

※スタートの目印も必要です(ラインやミニコーンなど)
※年齢が低い場合、アンカーが明確になるようなものがあると良いです(カラー帽子、ビブスなど)

展開方法とポイント

① 簡単なリレーでルールの確認とウォーミングアップ

「おたすけじゃんけんリレー」の説明に入る前に、ウォーミングアップを兼ねてリレーの導入として簡単な折り返しリレーをします。
※年齢が高ければこのステップは省いても大丈夫です。
にこりん先生
みんな~、先生の前に2列(2チーム)にならびましょう!
にこりん先生
一番後ろの子は、帽子の色を〇〇色に変えてね
並ぶ位置に目印(ラインやコーン)を置いて、スタート位置を明確にしておくと良いです。
先生は子どもたちから離れた位置に移動します。
にこりん先生
今からリレーをするよ!まず先頭さんが先生の手をタッチしに来ます。タッチしたらみんなの所に戻って、次のお友達にタッチして交代だよ。走り終わった子は一番後ろに並んでね!
先生は両手を左右に大きく広げて、それぞれのチームがタッチする手が分かりやすいようにします。
にこりん先生
それでは、よ~い、スタート!
あそべえ博士
【ポイント①】
年齢が低いと、交代の時にタッチしてもらうのを待てずに走り出す子や、走り終わったら列の後ろに並ぶのを間違える子がおる。ゲームにならないくらい多くの子どもが理解できていないようじゃったら全体を止めて確認した方が良いが、何とかゲームになっているならそのまま1回戦を終わらせれば良いぞ!そして、良い姿と合わせてルールを再確認して、2回戦、3回戦・・・とルールを理解できるまですればOKじゃ!
短い説明でできる簡単なリレーを入れることで、子どもたちの心と体のウォーミングアップ完了!

② おたすけジャンケンリレー(先生とジャンケン)

先生の横に、おたすけジャンケンリレーで使うコーンを置きます。
にこりん先生
次は、おたすけジャンケンリレーをするよ!まず、先頭の子は先生の所まで走ってきてジャンケンします。それでは先頭の子、来てくださ~い!
あそぼうや
は~い!
タロウ
は~い!だワン!
にこりん先生
【ポイント②】
先生が1人の時、走ってくる2人を同時に相手するよ。難しそう…と思うかもしれないけど、あせらなくて大丈夫!1人とジャンケンしている時は、もう1人には待っていてもらってね。子どもたちがルールを理解してくると、先生1人でも2列分の対応がスムーズにできるよ!
にこりん先生
あそぼうやくんの方が早く先生の所に来れたね、では、ジャンケンするよ!ジャンケン、ホイ!

あそぼうや
ホイ!・・・やった~、勝った~!!
にこりん先生
勝ったら、そのまま戻ってね!次の人と交代するよ!
にこりん先生
次はタロウくん!いくよ~、ジャンケン、ホイ!
タロウ
ホイ!・・・あ~、負けちゃったワン!
にこりん先生
負けた時は、みんなに聞こえるように大きな声で「負けた~!」って教えようね。そして、負けるとすぐに戻ることができないよ!どうしたら戻れると思う?
タロウ
??
にこりん先生
そ、れ、は・・・チームの仲間が全員でタロウくんの所まで走って行って、タロウくんと一緒にコーンを回ったらスタートの所まで戻ることができるんだよ!そう、負けた時はみんなで助けに行くんだね!
タロウ
助けて~!!
うーちゃん
は~い!!みんな~、タロウくんを助けに行くびょん!
タロウくんは仲間と一緒にコーンを回って、無事にチームに戻ることができました。
そして、次の順番の人と交代します。
にこりん先生
【ポイント③】
こんな風にして、やりながらルールを説明していくと子どもたちは理解しやすいですよ!最初から見本を見せながら一通り説明してしまう方法もあるけど、説明を聞くだけの時間が長くなってしまうし一度にたくさん説明しても子どもは理解しづらいですね。
子どもたちがルールを理解してくると、先生はジャンケンをするだけでリレーが進んでいきます。
あそべえ博士
子どもたちの姿をよく観察し、良い姿を全体に広めながらゲームのポイントを全体に落とし込んでいくのじゃ。例えば、「勝ったか負けたかよく見ていたから、〇〇チームはすぐに助けに行けているね~!」とか、「大きな声で助けて~!って呼べているね~!みんなすぐに助けに来てくれたね!」など、ゲーム中やゲームが終わる毎に先生が子どもの姿を広めていくことで、子どもたちの動きが変わってくるんじゃ!

③ おたすけジャンケンリレー(子どもの代表とジャンケン)

にこりん先生
次は、チームから1人、ジャンケンをする人を決めて、先生の代わりにしてもらうね!ジャンケンする人は、相手チームのコーンの前に行きましょう!
ジャンケン役を交代しながら、何度も楽しんでくださいね!
子どもがジャンケン役をできるようになると、チームを何チームに増やしてもできます。
待ってるだけの時間をつくらない「おたすけジャンケンリレー」!
是非子どもたちと楽しんでみてください!

あそべえ博士

あそべえ博士のワンポイントアドバイス!

  • 同じ動きで飽きてしまいそうなら、助ける時にジャンケン役の股下をくぐる』、『みんなで手を繋いで走る』、『電車で縦に繋がって進む』、『ケンケンや両足ジャンプでする』など、動きを変えてみるのもおススメじゃ。
  • 特に、狭い場所で行う時はリレーのスピードが出ないような動き(例えば、座って進むような動き、這う動き、スキップや両足ジャンプといった動きなど)に変えると、より安全にリレーを楽しむことができるぞ!
  • 先生が数名いる時は、①の導入から先生の数のチーム数に分けると、よりスムーズにできそうじゃな!
  • 仲間を助けに行く時はバラバラになってもいいんじゃが、低年齢では戻って来た時に順番を理解できておらず誰が走るか分からなくなってしまうチームも出てくる。そんな時は、前の人の肩に手を置いて電車のようにつながって助けに行けば、順番が変わらずに分かりやすくなるぞ!じゃが、子ども同士で教え合っている姿がある場合は、先生がすぐに指示して解決するのではなく、あえて見守ることも大切じゃ!それも育ちのための経験じゃな!
あそべえ博士
みんな元気にあそべ~!
 
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