子どものやる気が100%になる!「はじめてのしっぽとり」

はじめてのしっぽとり。

ゲームを始めたらすぐにしっぽを取られてしまって、

あそぼうや
もうしな~い!

となってしまう子はいませんか?

げんき先生
いきなりゲームを始めるんじゃなくて、最初に「しっぽを取られなかった!」「逃げ切れた!」という経験をたくさんできるように工夫することが大切だよ!

準備するもの

  1. 短縄・・・子ども1人1本 + 数本

100均のウレタン棒で作った「手作りしっぽ」を使うのもオススメです!

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展開方法とポイント

結んだ状態の短縄を腰に挟んで「しっぽ」にさせる

げんき先生
【ポイント①】
短縄を腰に挟む時に「握るところ(柄の部分)だけ、ズボンに入れようね」と指示すると、短縄を入れる長さが子どもに伝わりやすいよ!
あそぼうや
せんせ~!〇〇君がおしりに全部しっぽを入れてるから取れないよ!
げんき先生
こんな子どものトラブルも少なくなるよ!「指示はなるべく明確に」することが大切だね!
あそべえ博士
まあ、トラブルがあることは悪いことではなく、むしろ子どもが成長できるチャンスでもあるのじゃがな。ちと奥が深いかのぉ。

② 先生が鬼で子どもたちを追いかけるゲーム

げんき先生
【ポイント②】
先生が追いかけるけど、誰のしっぽも取らずに終わるよ。「みんなの勝ち~!!」
あそぼうや
やった~!つかまらなかったよ!!
うーちゃん
わたしもだぴょん!
タロウ
やった~!だワン!

これで子どもたちは嬉しくてやる気アップ50%!
「逃げ切れた!」という成功体験を得ることができます。

短く数回戦やってみましょう!

③ しっぽを取られたら指定の場所に行く条件を加えたゲーム

げんき先生
次は、しっぽを取られた人はおしまい。〇〇の場所(マットの上など)で待っていてね。
しっぽを取られずに残った子どもの勝ちとします。
ただし、最後の1人になるまで行う必要はありません
最後の1人になるまで続けてしまうと、最初の方にしっぽを取られてしまった子の活動時間が少なくなってしまいます。
そこで、短い時間で区切って数回戦に分けて行うことが重要です。
先生が鬼をすることで、全ての子どもに「最後まで残ってみんなの前で認めてもらえた!」という経験を与えることができます。
あそべえ博士
なぜ先生が鬼をするのか?先生にしかできない支援をするためじゃな。

子どもはしっぽを取られたら、指定の場所に行くことも理解します。

げんき先生
【ポイント③】
残った子どもをみんなの前で認める場面をつくると、「次は私も頑張る!」と他の子どももやる気アップ70%!
ここで、しっぽを取られた子どもの中にはこんな風になってしまう子も。
あそぼうや
もうやりたくない!
そ・こ・で、、、この遊びの最大のポイント、皆のやる気が100%になるのが次の展開!

④ しっぽを取られたら復活できるゲーム

しっぽを取られたら行く場所にしっぽを予備で数本置いておきます。
げんき先生
次は、しっぽを取られた時はもう一度しっぽをつけて復活できま~す!そう、何回取られてもまたつけて出来るから、たくさんチャレンジしてね!
しっぽを取られても指定した場所に行けばまたしっぽをつけて復活できるので、何度も繰り返し行うことが出来ます。
先生は取ったしっぽを指定した場所に置きながら鬼を続けましょう。
げんき先生
【ポイント④】
最初から「④しっぽを取られたら復活できるゲーム」のルールで始めるんじゃなくて、①、②、③の展開に分けて行っていくことで、初めてしっぽとりをする子どもでもスムーズにルールを理解していくことができるよ!さらに「逃げ切れた!」「認めてもらえた!」という経験を通してやる気がアップしているので、子どもはより夢中になって取り組むことができます!

⑤ 子ども同士で取り合うしっぽとり

次は、子ども同士で取り合う展開につなげていきましょう!
げんき先生
次は、お友達のしっぽを取った子は先生の所(指定した場所)に持ってきてね。しっぽを取られちゃった子も先生の所に来てね。さっきと同じで、しっぽを取られた時はまたしっぽをつけて復活できま~す!
げんき先生
【ポイント⑤】
先生が指定した場所にいることで、しっぽを取った子がしっぽを置きに来た時には「頑張ったね!もっとたくさん取れるかな!?」と認める声をかけることができるし、しっぽを取られた子には「取られちゃったね~。これつけて復活!頑張れ~!!」と励ましの声をかけることもできるよ。しっぽを取った子も取られた子も先生の所(指定した場所)に来るので、先生は全員に声をかけやすいよ!
にこりん先生
先生が鬼のしっぽ取りは、先生も体を動かして頑張りましたね!この子ども同士の展開の時には先生の体は休めながらも、たくさん子どもたちに声をかけてあげてくださいね!

 


あそべえ博士

あそべえ博士からのワンポイントアドバイス!

  • 範囲を狭くするとしっぽを取る経験が多くなりやすいことに加え、より敏捷性の向上も期待できるぞ。
  • 逆に範囲を広くすると逃げる動きが多くなって持久力の向上につながりやすいんじゃ。ねらいに応じて範囲を変えてみても良いじゃろう。
  • しっぽを取られたら「平均台を渡ってから復活」や「ケンケンパのゾーンを通ってから復活」など、違う運動を取り入れてみるのもおススメじゃよ。
  • 勝敗をつけて意欲と動きを持続させたい場合は、終了時に何回取れたかを発表したり、チーム対抗戦にしてもよいぞ。
あそべえ博士
みんな元気にあそべ~!
 
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